2017年リハビリ入院中間報告

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早いもので、もう入院9日目。
今回、自分では5月31日までの21日間を予定している。
土日はリハビリがないので、実質残すところは7日間、ということで、このあたりで中間報告を。

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股関節の状況

今回のターゲットは左。
PTでは左脚の調整を主に、OTではちょうど学生さんが研修に来ていることもあって、背中やおなかなどもいじりながらの全身調整をやっていただいている。
あとは腰の牽引、というメニューだ。
吸い玉に関しては、先日の膀胱炎で初回がお流れになってしまったが、来週から受けられる予定。

前半、実質6日のリハビリで、自分の想像以上に左の回復が進んでいる気がする。
いつも2ヶ月受けていただけに、今回の短い入院には少々心配もあったけれど、ひどい症状ではなかったことも幸いしているのか、短期でも十分な効果があるのだとわかった。
なるほど、矢野先生が「2週間でもいいから来なさいね」と声をかけてくれたことがわかってきたよ。
今までの入院では、1ヶ月目くらいからメキメキと良くなるパターンだった。
でも、初めから短く目標設定していたことに、体も反応してくれているのだろう。
歩き方がいい感じになってきたと思う。
順序が逆になってしまったが、入院後初の診察が明日。
矢野先生の意見を聞くのがとても楽しみだ。

院内の雰囲気

私が入院して以来、新規の入院患者さんは来ていない様子。
相変わらず私は3人部屋をあずましく1人で使わせていただいている。
もともと、月の後半の入院をする人は少ないから、もしかしたらこのまま退院まで1人かな?
ざっと見ても、やはり空いている。
C棟も以前4階を見に行った時にはそれなりに人がいる、と思ったけれど、それは3階の患者さんが移動したからだという話。
管理体制が変わり、今までB棟とC棟で分かれていたナースステーションが、B、C合同のフロアごとに統一された。
看護師さんたちもこの移動ではいろいろと大変なようで、まだ少しバタバタ感がある。
新しい職員も入って来て、良くも悪くもかなり雰囲気が変わったと思う。

しかし、空いている、というのは股関節患者にとってはありがたい。
リハビリの時間を多くとってもらえるから。
私はPT、OT共に、毎日1時間ずつやっていただけている。
以前、混んでいた時には入院でもリハビリが20分、なんて患者さんもいたことを思えば、今は天国だ。
この差はかなり大きい。
あまりにも暑くなればそれはそれで大変だし、短期入院するには丁度良い時期だったかも。

手術後、見えたこと

自分が手術をしたことで、新しく気付いたことがある。
不思議なことに、手術で出会った患者さんは、ここにリハビリに来ている患者さんたちよりも、明らかに症状が軽い人が多かった。
もちろん、一人一人に詳細を聞いたわけではなく、パッと見て歩けているかいないか、という直感的な判断での話。
イメージとは逆に、軽症の人ほど手術を受けているのだというのは新しい発見だった。
ここでは、本当に歩くのがしんどそうな人が温存のために頑張っている。
そして、年齢層にも驚きの現実が。
実際に手術をしているのは、若い人が多かったのだ。
ここでは若い部類の私でも、手術仲間の中では一般的な年齢。
むしろ、あまり年齢を重ねた患者さんはいなかった。
ここの患者さんは私だけでなく、ほとんどの人がそうだと思うのだけど、リハビリだけで頑張っていた時には、「もし、手術をするにしても再置換のリスクがある。できるだけ長く温存したい」と思っていた。
ところが、手術仲間にその話をすると、あっけらかんとこう返ってきた。
「えっ?なんで手術しないの?その意味がわからない、切れば治る病気なのに、どうして痛いのを我慢するの?」
なるほどね、非常に現実的(笑)
本当に、患者さんの質が違うのだ。
考え方が違うのだ。
温存という考え方がそもそも存在していない人が多かった。

私は手術を選んだことを後悔していない。
今後どうなるかはわからないけれど、今現在痛みから解放されていることが幸福なのだ。
再置換のリスクをくよくよと考えていて、他の病気でぽっくり、なんてこともあることも考えれば、やっぱり「今」という時間が宝物なのかな、などと思ったりもする。
自分の選択をどう定義するかは自分次第なのだ、決して誰か他の人が決めることではない。
どんな物事も、角度を変えれば、まったく違う世界が見えてくる。
股関節に関して言えば、私は両方の世界を見ることができたのは貴重な体験だなあ、とつくづく思った。
感謝感謝。

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