ダイエット中に食事を楽しむ極意

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ダイエットも1ヶ月を過ぎると、不思議なほどに楽しくなってくる。
今までいかに食生活に無関心だったかを思い知らされると同時に、食べ物が体を作っているということが、理屈でなく本能で理解できるようになってくればしめたもの。
目指す体重までには遠いけれど、まさに、今こそが最高潮に楽しい時期だ。
ダイエットは、決して私を裏切らない。
必ず頑張っただけの見返りを与えてくれる。
あれほどまでに自堕落だった私が、今やダイエットが趣味になっていることを、自分で笑っちゃうくらいだよ。

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食事の支度も楽しみになる

現在、私のお食事は昼と夜の一日二食。
食事の回数については諸説あるが、自らの体で人体実験をした結果、このスタイルを選択した。
基本的に、「きちんとお腹が空いたら食べる」ということを目指している。
以前のダイエットでは一日一食も試していたこともあったけれど、私には永遠に続けられないという最大の欠点が発覚。
リバウンド防止のためには永続的な方法をとらなければ、ということで二食に落ち着いたわけだ。
朝起きた時って、冷静になってみると実はそんなにお腹が空いたと感じていない。
むしろ午前中はそのまま空腹状態でいた方が、体のパフォーマンスが良く、きびきび動ける。
胃がからっぽで消化活動を一切していない時、細胞はようやく体の修復など別の仕事に取りかかれるらしい。
ダイエット前は、夜だろうがなんだろうが、欲望に任せて何かを食べていたことを思うと、さぞかし私の細胞は消化活動で忙しかったことだろう、本当にゴメン。
断食がいろいろな病気を治す、ということも考えると、何も胃に入れない時間を少し多めにとってあげることは、健康への正規ルートだと思う。
ちなみに豆知識、英語でbreakfastとは、break=壊す、fast=断食なんだよね。
現在の私は、夕食18時、翌日正午に昼食をとるまでの17時間が断食時間。
いわゆるプチ断食の連続作戦となっている。
このおかげで血糖値の無駄な乱高下を防ぐことができているようだ。

我が家の場合、夫は透析食になっているため、支度のことも考えれば同じものを食べられることが大前提となる。
栄養士の指導している透析食と糖尿食は、似ているようで全然違う。
食べられるものに大きな差がある中、共通点を模索しながらの献立作り。
最初は面倒だったこの作業、これが今では楽しみとなっている。
食べれば食べるほど健康になる、そう思えるメニューを作ることの楽しみをみつけてしまった。
ダイエットって、引き算だけではダメなんだ、いずれ崩壊する日がきてしまう。
食べたいものを我慢している、と思うことすらもストレスになってしまう。
自分の体質に合わせた、より健康的な食べ物を自然と選べる感性を養う作業こそが本質。
「これが好きだから毎日でも食べたい」と思う、健康的な好物を増やしていくべきと考える。

野菜のおいしさに目覚める

透析中の夫には、厳しいたんぱく制限と、カリウム制限。
Hab1cと戦う糖尿病の私には糖質制限が必須。
これって、制限だけをみてたら、2人で共通で食べられるものって、野菜しかないよね。
まあ、そんなに深く考えず、今までよりももっと野菜中心の生活を目指そう!という気軽なスタート。
幸いにして、手術を受けた時、買い物に行けなくなるかも、と申し込んだトドック(コープさっぽろ)の宅配が今では大活躍。
新鮮野菜が入手困難だったこの島での食生活に、トドックはいろんな野菜を届けてくれる。
フェリー代をかけてもお得!お得すぎる!
予算を決めて買うようになった上、食費以外にかかっていたお菓子代がなくなり、エンゲル係数も下がりまくりだ。
徒歩1分のコンビニにすら行かなくなった=余計な食べ物を買わない。
ダイエットは、お財布にも優しい。

話はそれたが、野菜中心のメニューをいろいろと試しているうち、ひとつの事実に気がついた。
本当に空腹状態で食べ物を口に入れた時、「う〜ん、体にしみわたる〜」と感じるのは、野菜じゃんか!
しかも、生のね。
血糖値を上げないために、と食べ順を考えて食べているうちにわかってきた。

今、最高にハマっているのはこのレシピ。
Cpicon かなり本気の♪ニンジンサラダ by オーブル

ありがとう!クックパッド!
この人参サラダが激ウマで、オイルをいろいろ変えて連日食べている。
歯ごたえも香りも最高。
オリーブオイルバージョンがお気に入り。

我が家では二人とも、一度にたくさん食べられない。
そこでこんな野菜メニューを、何品か作り置きするようになり、家事はむしろ楽になった。
改めて最低限の食事にしようと思うと、「肉だけ」「魚だけ」の食事はむしろ体が欲していないことがわかる。
でも「野菜だけ」ならありだ。
ここに、人間の本質が隠れているのかもしれない。
ダイエット成功したら、今度こそ本でも出版しよう(笑)

運動はやっぱり王道

停滞期に突入したな、と感じてから、運動を導入した。
といっても、ハードなものは無理。
今年の利尻はまだまだ寒く、ウォーキングもやる気が出ないので、食後に30分のエアロバイクを自分に課してみた。
血糖値コントロールのためにもこの程度の運動は良いみたい。
だいたいさ、運動しないで痩せたい、と思う心がデブだよね。
楽して痩せる魔法なんてない。
努力したものだけに、道は拓けてくるはずだ。

そして筋トレ。
シワシワにならないためにはこの科目も必須。
かの貴乃花が推奨していた、スクワットを取り入れた。
何もしなければ、いざ痩せた時にババアになっちゃう!
初老の私が大きなダイエットに取り組む中、一番の課題はそこにある。
40代で一度40kg痩せた時にも皮がたるんだ。(リバウンドした今では戻っているが)
こればっかりは、後からではどうにもならない。
先手必勝だ、頑張るぞ!
いやー、つくづく股関節の手術をしておいてよかったなあ。

まとめ

結局、ダイエットに近道はない。
魔法もない。
特別な方法も、存在しない。
地道な作業を、いかに楽しめるかどうかが鍵。
歩き始めてからでなければ、その道は見えなかった。

なぜ、今まで太るに任せて自分の体を放置してしまっていたのだろうと猛省している。
でも、ここで言い訳をさせてもらうとしたならば、本当に脚が痛かった。
痛いというだけで、何かに前向きに取り組む気持ちになれなかった。
ひたすら続く痛みに耐え、終わりの見えない昆布作りに耐え、我慢ばかりを強いられてきた、そのはけ口を、私は食べ物に求めたのだと思う。

痩せている人には理解できない世界だよね。
「そんなに太るまで、なぜ放っておいたの?」と。
放っておいたのではない、目を背け続けた結果なんだ。
大デブの場合、「これじゃやばい!」と真剣に思う沸点のようなものは、ちょっと普通の人とずれてしまっている。
いつも私は、100kg越えるとここに気付いて引き返すらしい(笑)
まあ、おかげで大幅減量のチャンスが与えられた、と思って、前向きなエネルギーに変換できるようになったことに感謝。

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