北海道立図書館を利尻にいながら利用する方法

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利尻町の図書館事情

これについてはおそらく、皆様ご察しの通り、とてもじゃないがまともなものとは言えない。
利尻島には、利尻富士町と利尻町のふたつの町がある。
私の住んでいるのは利尻町。
ここには小さいながらも「郷土資料室」という名の図書室があるのだが、蔵書は本当にわずか。
私の望むような本はほとんど置いていない。
仕事の関係などで利尻に住んでいた人が島を離れる際に寄付していったであろう漫画本がメインと言わざるを得ない。

郷土資料などはそれなりに揃えられてはいるし、ある程度の人気作家の小説なども置いている。
しかし、それでも都会のブックオフにすらかなわない。
真剣に専門書で何かを勉強したい時、活用できるような場所ではないのだ。

道立図書館を遠隔地で利用できる制度があった

ずっと不満を抱えていた私に、今日新情報が入った。
なんと、札幌にある道立図書館の蔵書を、利尻町図書室を受け取り場所に指定して、無料で借りることができる制度があるという。
しかも、インターネットで予約ができる。

これはすごい!!

早速調べてみると、直接自宅で受け取ることもできるというが、その代わり送料は負担。
利尻町の図書室まで徒歩5分の私なら、迷わず図書室指定。

手続きの流れ

1 道立図書館の利用者登録をする

直接来館できない場合には、郵送でも受け付けてくれるという親切さ。
詳細はコチラ参照。

2 インターネット予約の登録をする

メールアドレスがあれば簡単に作成できる。

事前にやるのはたったこれだけでいい。
あとはインターネット予約をして、利尻の図書室で受け取り、期限までに返却するという、いたって普通の図書館利用と同じ流れ。

便利極まりないシステム!
しかも便利なだけではない、道立図書館で直接借りるよりも素晴らしいメリットを一つ発見した。
貸し出し期間がとても優遇されているのだ。

自宅受取及び地元の市町村立図書館を受取館とした場合は、道立図書館が貸し出し準備完了メールを送信した翌日から30日間。
一般の貸し出しが受け取りから15日間であることを考えると、なんとも懐の大きなシステムではないか。
一度に予約可能な冊数は、10冊。
これもまた、太っ腹!

まとめ

北海道には、こんな便利な制度があり、広い大地のどんな不便な田舎に住んでいても、自分が望みさえすれば公平に知識が得られるよう、システムが整えられている。
これを利用しない手はない。
北海道、ありがとう!

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