富士温泉病院
連日、不満たらたらの病院食。
今日は1日のお食事を記録してみた。
朝:シーチキン、ゆずみそ、細かく切られたもやしのあえもの、ごはん、じゃがいもとにんじんの味噌汁。
昼:冬瓜の煮物、もずく酢、パサパサチキン、レタス、オレンジ、ごはん、牛乳。
夜:里芋とさつま揚げの煮物、細切れ野菜のゆかりあえ、出来合いのシューマイ、レタス、ごはん。
ぱっと見て食欲が刺激されるかどうかを感じて欲しい。
まず、このすすけた茶色のトレーが物悲しく思えるのは私だけだろうか?
写真ではわかりにくいけれど、これはもう傷だらけで、とっくに買い替え時を過ぎている。
芋類以外の野菜は、すべて細かく刻まれ、カロリーすら存在していないように見えてしまう。
このきざみ技は私だけなのか?
常食と比べていないからわからないけれど、あまりにもひどい細切れに、もう辟易。
今朝の血圧が98-85まで低下したのは栄養不足じゃないんかい?
痩せなきゃいけないのはわかる、でも行き過ぎは苦痛になるだけだ。
私はここで出てくる骨なし魚の臭さとまずさが耐えられず、魚禁止にしてもらっているが、その代わりに出てくるのは、「こんな肉どこで売ってるの?」的なパサパサチキン。
悲しい、悲しすぎる・・・
よそをしらないうちはそれでも「病院食なんてこんなものよね」と思えていたけれど、人間は成長する。
病院食でも十分満足できるメニューは存在しているのを知ってしまった今では、ここの食事はかなりの拷問レベルになってきている。
札幌外科記念病院
2月の人工股関節手術で入院した、札幌外科記念病院。
私に提供されていたのは糖尿食。
カロリーは低めに抑えられながらも、味付けや盛り付けに工夫が感じられ、2週間の入院でも食事によるストレスは全くなかった。
ここも病院自体がとても古く、保冷保温カートは使われていないが、冷めてもおいしくいただけるお料理が提供されていたことが嬉しかった。
毎回、お食事がとても楽しみだったのに、ブログさぼり期間だったため、残っている写真がこれだけで残念。
とにかく非常に満足度の高いお食事だった。
もうね、見た目から違う。
野菜の飾り切りにも愛情が感じられる。
節分にいなり寿司が出た時には感激した!
すごくおいしかった。
ちなみに、札幌外科記念病院ではお魚もとてもおいしくいただいた。
パサパサ肉など、一度も出なかったよ。
JR札幌病院
2年前に夫が入院した、JR札幌病院のお食事。
当時、病院食と言えば富士温泉病院しか知らなかった私が初めて見た時には驚いた、グルメ病院。
腎不全で入院していた夫に提供されていたのは、塩分制限、たんぱく制限食。
さぞかし味のない食事だろうと予想していたのに、香辛料に工夫されているのか、本当にどれもこれもおいしかった。
物足りなさを感じさせないような配慮がなされていることが伝わってきた。
このトレー、半分で仕切られて、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく運ばれてくる。
シャーベットやゼリーなどのデザートも必ずついてくるという素晴らしさ。
魚はもちろん骨ありで、ちゃんとおいしい。
臭い、などということは皆無。
ああ、サラダ。
これぞサラダ。
揚げ物だって出てくる、なんでもかんでも禁止っていうわけではないところが優しい。
札幌北楡病院
ついこの間、夫が導入透析で入院した、札幌北楡病院。
この病院、お食事を語る前にすごいことがある。
なんと、ここには「大部屋」がなく、全室個室になっていて、しかも室料差額なしで入院できるのだ。
3点ユニット付き、看護師さんたちの面倒見も良過ぎて困るほど、という実に素晴らしい病院。
当然、お食事は保温保冷カートで運ばれてくる。
透析とあって、食事制限の中でもかなり厳しいメニューのはずだが、写真だけ見てもかなりゴージャス。
どれもこれも、透析なのにこんなに食べていいの?ってくらいに充実したメニュー。
パンだって出てくる。
おそらく常食だったら、もっと満足度の高いメニューになるに違いない。
栄養士さんたちのセンスが感じられる。
ここまで見て、最初の写真に戻ったら、私の不満がよくわかっていただけることだろう。
まとめ
今時の病院食は、かなり良いものになっている。
調味料だってきちんと添えられてくるのが当たり前。
リハビリには全幅の信頼を置く富士温泉病院だけれど、食事だけは世間から10年以上取り残されているように思えてならない。
改善を、切に願う。