こんな食事をフードハラスメントと言いたい

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食事か?餌か?

朝:くきわかめ、カニカマともやし、よくわからない濃い味の菜っ葉、ごはん、味噌汁。

昼:細切れ水菜とシーチキンのサラダ、ナスピーマン、バナナヨーグルト、パサパサチキン梅しそ味、ごはん、牛乳。

夜:大根と人参の煮物、ブロッコリサラダ、パサパサチキン味なし、ごはん。

ねえ、どうして1日に2回も、切り方まで同じのパサパサチキンなの?
しかも、味なしって何よ!ただ蒸しただけのチキンなんて、もう犬餌レベルだよ。
魚を断ったお仕置きなの?
「わがまま言う奴はこれでも食え!」とでも聞こえてきそうなメニューに、いささかの私も降参だ。
入院5日目、もう、これで何回パサパサチキン食べただろう・・・
ちぎれたもやし、何回目だろう・・・
シーチキンだって昨日食べたばかり・・・
連日出てくる正体のわからない菜っ葉(しかも、くったくたに茹でてある)にいたっては、コメントさえも不可能。

フードハラスメント

脂質制限食、その意図するところがわからないわけではないが、あまりにも脂っ気のないものばかり。
デブだから痩せなきゃいけないのはわかるけど、パサパサチキン攻撃には悪意すら感じる。
なぜこんな極端なことができるのか?
ここまで厳しい制限をすれば、退院した時に反動がくることくらい、予想ができないのか?
それとも、栄養の計算だけで、心や感情までには配慮しないと言うことか?

正直、私クラスのデブならば、常食でも十分痩せる。
65キロの人が5キロ痩せるのとはワケが違うんだ。
実際、この5日で3キロの体重が落ちたが、その代償としてふらついている。
血圧は今日も低めの96-65。
これは痩せるというよりは、ただやつれているだけなんじゃないのか?
今日からプールも始まり、終了後に疲れ切って昼寝してしまったほどだ。
体重が減った=痩せたというわけではない。
デブのくせに図々しいかもしれないが、あえて言わせてもらう。
これはダイエットメニューなんかじゃない。
こんな食事を続けたら、痩せる頃には確実に心を蝕む。
いや、その前にこの食事は持続不可能。

病院で出る食事というのは、お手本であるべきだと私は考えていた。
「こんな食事をしていけば、自分の体調が良くなるのだ」とわかるようなメニューを出してくれるものだと。
夫の入院先では、「なるほどね〜」というような減塩食、透析食が出ていて、すごく参考になった。

ところがここでは、無言で拷問のような食事を出し続ける。
これを、フードハラスメントと名付けた。
食べることが大好きな私が、食事に苦痛を感じ始めているのがその証拠。
もう、パサパサチキンは見たくないけど、おそらくこの様子では連日出てくることだろう。
今回は、諦めることに決めた。

今までの私だったら、栄養士にクレームをつけていた。
でも、それは改善してもらえるのでは、という希望があってこそのことだ。
入院4回目、懲りもせずこういう食事を出してくる人に、もはや何を言っても無駄なのだと悟った。
完全に諦めてしまうと、文句を言う気は失せる。
変えて欲しいと思うから苦痛になるのだ。
何も期待しなければ、退院までの修行だと思って受け入れるだけ。
倒れないように対処するのは自分の責任。
食事が苦痛になるなんて、50歳を目の前にして新しい発見をした(笑)

ありがとう、フードハラスメント。

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