えびそば一幻
長い間憧れ続けた、えびそば一幻。
最近ではあちこちに店舗展開しているし、千歳空港でもいつも大行列。
なかなか行く機会に恵まれなかったが、今回は本店に行けた。
こういう行列必至のお店に行くには、とにかく時間をずらさなくちゃダメだ。
到着は午後4時、ガラガラだった。
駐車場も広くてあずましいお店。
これが噂のえびそば。
この店は注文がちょっと面倒くさい。
まずはスープのコク?を選ぶ。
そのまま、ほどほど、あじわいの三種類。
次にスープの味を選ぶ。
塩、味噌、醤油。
それから最後に麺の太さを選択。
極太麺と細麺のどちらかだ。
ここまで細かく選ばされると、かえって迷ってしまう。
写真は私が頼んだ、ほどほどの味噌、極太麺。(780円)
夫がほどほどの塩、細麺を頼んだが、スープの色はほとんど変わっていなかったのが不思議。
肝心のお味の方は、なるほど、美味しかった。
海老の香りがとてもいい感じにラーメンとマッチしていて、さらりと食べられる。
お値段との満足度ならばかなり高め。
確かに美味しいのだけれど、なぜだろう、また絶対に来たい!と思わせてくれるほどのものはなかった。
私の中では今でも、信玄の味噌ラーメンが札幌では不動の第1位のままだ。
この一幻と信玄は、徒歩5分ほどの近さ、なんという激戦区だろう。
ただ、今回も信玄には行ったけれど、夜の9時に到着しても1時間近く待った。
以前よりも観光客がずいぶん増えた気がする。
日本人に限らず、アジアの観光客がかなり来ていた。
こうなると味はともかくとして、なんだか遠い存在に感じてしまうのはなぜだろう。
お気に入りのお店は、混雑しすぎて欲しくないんだよね。
札幌ラーメン紀行は、まだまだこれからだ。
とんかつすみだ川
ここも狙っていたお店の一つ、狸小路の脇道にある、とんかつすみだ川。
怪しい階段を昇った2階に佇む、小さなお店。
長い間、常連客に愛されてきたことが伝わってくる。
カツカレー
カツ丼
これが不思議なカツ丼で、ザンギのような塊のカツが入っていた。
どうやら薄切りロース肉を丸めてカツにしているようだ。
その発想と遊び心が好き。
どちらも大盛りではないので、いたって普通。
濃いめの味付けはきっと常連客の心をつかんで離さないであろう一品。
いかにも、的な人の良いおばちゃんが運んでくれるトンカツには、そこはかとない愛情が込められている気がして、ほんわかしたムードに浸れる。
専門店のとんかつ、というよりは、定食屋さんのお味的な感じもまた良い。
何より、リーズナブルなところが気に入った。
観光客だらけのお店に疲れ果てたら、行ってみるといいよ!