午前中いっぱい、ちょうど良くリハビリをしていただき、お昼に退院した。
今日はそんなに気温が高いわけではなかったのに、湿度が高かったのか、いやー暑い暑い。
朝の荷造りだけで汗だくだったよ。
波乱万丈のランチ
計画通り、とても良い時間に出発できた。
12:23のバスで春日居町に出て、すぐに到着した電車に乗り込み、石和温泉駅へ。
そこからタクシーにのるかどうかしばし迷ったが、それはもったいない。
私の中で、タクシー代ほど高い交通費はないのだ。(無駄なこだわり)
結局スーツケースをゴロゴロ引っ張りながら、マリモカフェまで歩いた。
暑かったけど、道のりは1.1km、なんとかなる!と、ゆっくり歩きながらたどり着いたマリモカフェは・・・
なんと、予約で満席!!
おなかがぺこぺこになっていた私は、そこで力尽きた。
まさか、平日の昼間に予約でいっぱいだなんて!
この近辺には第二候補のお店はない。
どうしよう、どうしよう・・・
この緊急事態に対応するには、再び石和温泉駅に戻り、宿泊先の甲府に出るしかない。
時刻は13時、空腹と暑さと疲労が重なり、もう歩けない。
でもタクシー代はとことんケチりたい。
そこで、ちょっとした裏技を使って、車で駅まで戻ってきた。(その方法は公開できないので想像におまかせします)
この絶望的な状況から計画を立て直し、再び電車に乗り、甲府駅へ。
ホテルに荷物を置いて、予定では夜に食べようと思っていた若鮨に駆け込んだよ。
サラダとお寿司、これに大きなあら汁がついたセットが1000円!!
久しぶりのお魚に狂喜乱舞、安さとおいしさに感激した。
ありつけたのはすでに14時になっていた。
ランチタイム最後のお客になって、板さんとおしゃべりしながら大満足して息を吹き返した。
空腹というスパイスが、こんなにもおいしいものだったとは。
苦労してありつけた食事ほど、身も心も満たされるのだと、退院早々大きな学びを得た。
大きなお皿に美しく盛り付けられたお寿司、たった九カンで私がおなかっぱいだなんて、なんだかちょっとびっくりしたよ。
夕食のチョイス
予定では、イオンモールに行くつもりだったのだけど、結構遅くなってしまったので却下。
駅でお土産をゲットして、これまた久しぶりのタリーズでソイラテ。
入院前まではカフェラテ派だった私が、少し成長した証。
牛乳の大量摂取は今後は控えるのだ。
明日島に帰ったらしばらくは脱出できないのはわかっているけれど、別にやりたいことも、欲しいものもない。
おとなしくホテルで休んで、遅めの夕食を何にするか考えて発見したのは、丸八焼き鳥店。
ホテルからすぐそばで、地元客で賑わっていた。
が、お酒も飲まずに女おひとりさまで入れる雰囲気ではなかったので、焼いてもらってきたよ。
新聞紙にくるまれた、焼き鳥10本。
うーん、デリシャス!
いつもならばこの量、私にとっては「おやつ」レベル。
なのに、今日は驚くべきことに、おなかいっぱいになってしまい、8本しか食べられなかった。
コンビニで買ってきたサラダと焼き鳥のみなのに、だ。
ラーメンも候補にあがっていたけれど、冷静さを取り戻して炭水化物は控えめにする選択ができたこともスゴイこと。
これじゃ、普通の人だ!!
私は、成長した。
確実に、成長した。
誘惑の多い場所で、賢い選択ができるようになったことが、とても嬉しい。
意外なことに、我慢したという感覚ではない。
残した焼き鳥は、夫へのおみやげに持って帰ることにしたよ。
この感覚も忘れずに、島に持って帰ろう。
ありがとう、山梨!