名古屋から利尻まで「チャリで来た」

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奇跡の引き寄せ

今日は、とても嬉しいことがあった。
ブログを見てくれた人が、遊びに寄ってくれたのだ。
名古屋から自転車で、北海道一周を目指し、その途中で私のブログを見て、利尻に足を伸ばしてくれたという。
わざわざバフンウニの解禁の日を調べ上げ、キャンプを張り、4日も滞在してくれたにもかかわらず・・・

旗が揚がらないっ!!

申し訳ない、非常に申し訳ないよ。
食べさせたてあげたかったよ!
滅多にこられる場所ではないだけに、この時期はとにかく、お客様にはウニを振舞いたいのが漁師の性。
今朝は少々期待はあったのだけど結局旗が揚がらず、仕方なしに夕食にご招待。
せめてもの気持ちを込めて、島で採れたものだけで食事を作ったら、喜んでくれたので嬉しかった。
でもやっぱり本当はウニ丼、食べさせてあげたかった。

明日の午後の船で利尻を出て、今度は道東へ向かう予定だそうだ。
あまり予報はよくないけれど、なんとか明日、ウニの旗が揚がりますように。

本当に「チャリで来た」

久しぶりに、若いエネルギーをいただいてしまった。
自転車で北海道を回るなど、私には考えもつかない行為だもん。
「チャリで来た」にもほどがある距離だよ、名古屋からって、一体何千キロになるのだろう、気が遠くなりそうで計算もしたくない。
一見飄々とした彼の、壮大なその経験談は、聞いているだけでも楽しい。
その若さが微笑ましく、また羨ましくもあり。
ブログを読んでいてくれているので、初めて会ったような気がしないのもまた不思議な感覚で、私も大いに励まされ、また影響を受けた。

旅はいい。
特に、お金にモノを言わせる優雅な旅ではなく、苦労して節約しながらの自転車の旅は、まず健康でなければできないことだ。
何事も、簡単に済んでしまう世の中にあって、こういう経験は宝物になることだろう。
アナログチックな旅をしながら、こうしてインターネットという便利なものを利用するバランス感覚も、今の若い人の特権。
「利尻、メチャメチャいいっすね!」と、まさに「今、この瞬間」を楽しむ彼の生き方から、たくさんの勇気をいただいた。
利尻島、という日本の端っこにいても、思いがけない出会いはある。
一歩踏み出す努力さえすれば、だ。

旅人から学んだこと

ずっと利尻というキーワードを殺して、一生懸命日記を書き続けていた私が、ある日突然カミングアウトした。
だから今日、彼と出会えたのだ。
そう思うと、起こることのすべてが奇跡だし、今まで人の反応をなぜそんなに怖がっていたのだろうと思う。
本当に、自分の人生を振り返ってみても、完璧なタイミングで出会うべく人に出会えてきたことにも気付けた。
やっぱり世界の中心はウルルじゃない、自分が今いる場所こそが中心なのだ。
いかようにでも情報発信できることの影響力を、今日彼から学んだ。
そして、公の場で書くならば責任を持たねば、との思いも強くなった。

どうもありがとう!

この場所を借りて、心からのお礼を。

そして、これからの旅もまた、素敵な旅になりますように。

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