WordPressを始めてつまづいたこと
10年以上も書き続けてきたことを、自分では少々長いブログ歴だと思っていたけれど、無料ブログとWordPressでは話が違う。
想像以上に、似て非なる世界だった。
こうして新しいブログを立ち上げてみるとよくわかる。
今まで、いかに楽をして、ただ書くことだけをやってきたのかと。
走り出してしまいさえすればWordPressは大きな武器になるのだろうけれど、何せ最初の設定の大変なことと言ったら。
今まで知らなくてもやってこられたことが嘘のように、様々な知識を要求される。
あんな風にしたい、こんな風にしたいと思うことは大抵できるのだけど、その自由度の高さと自分の知識は完全に比例する。
ここでくじけてしまう人が多いのもよくわかるよ。
そんなことに時間を費やすくらいなら、一つでも多く記事を書け、という意見も理解できる。
何かを達成しようと思った時に大切なのは、その過程を楽しめるか否か、それだけだと私は思う。
チャレンジできるってことが若い証拠
こうして奮闘しながら、少しずつ形が出来上がっていくのを見るのは楽しい。
失敗してがっかりすることよりも、対応できた時の自分に快感を覚えることの方が多い。
久しぶりに何かに熱中している今は、とにかく頑張ることができるよ。
不思議だ、誰に強制されるでもなく、自分からこんなに勉強するとはね。
経験上、こういう形で流れていくものは、それなりに形になっていく予感がしている。
少々頭が固くなってきてはいるけれど、持ち前のチャレンジ精神を発揮して克服していこう!
そんな気になれる。
まだ完成形が見えていない今は、手探りで一つ一つ目の前の課題を淡々とこなす作業に追われているのが実態だけど、そんな自分が実は好き。
むしろ、日々平和が続くことの方が怖いよ。
チャレンジ精神が復活すると、若返る。
これは間違いない。
過去の私からの思わぬ贈り物
年齢を重ねていくと、「あれがしたい!これがしたい!」という欲求がだんだん減ってしまう。
物事への興味や関心が、どんどん薄れていく。
5年の離島生活で、私はどうやらこの罠にはまっていたようだ。
抜け出してからでないと気付けない、暗くて長いトンネル。
危ないところだった、ギリギリ抜け出した感じ。
最近になって、古い記事を読み返してみると、「これは本当に私が書いたのか?」と、若い頃の感性の豊かさに驚く。
文体などは基本的には変わっていないように見えても、今では感じることができなくなってしまったことが、整然と記録されていた。
我ながらびっくりだ。
誰のためでもなく、自分のために書いてきたことが、今こうして新しい世界にチャレンジする勇気と元気を与えてくれる。
過去の自分に、感謝状を贈りたい。